平和な世界を目指して


 

広島G8下院議長サミットに向け軍縮政策提言


2008829

 

 

 

下院議長サミットに向けて軍縮に関する提言

衆議院議長 河野洋平様 

 河野洋平議長におかれましては、政務御多端の折り、ますますご清栄のことと存じます。

私たちは世界連邦が実現し、世界に恒久平和がもたらされることを目標として行動しています。

全ての軍備が廃止されることが究極の目標ですが、このたびの下院議長サミットが平和の地・広島で行われるにあたり、恒久平和構築の前段階としての軍縮に積極的に貢献することを求め、次の提言を行います

 

 

 1.              核兵器使用の違法化

核兵器「保有」の違法化は国際情勢の現状に鑑みて当面は困難でありますが、「使用」の違法化は不可能ではありません。国際司法裁判所の勧告的意見におい
ても、国家の存亡の危機の際についての明言を避けつつも、核兵器の使用を一般的には国際法違反としています。核兵器使用を違法とする旨を明示した国際法が成立するよう、努力することを求めます。


2.   クラスター爆弾
クラスター爆弾について、オスロ・プロセスのダブリン会議において日本も含めた条約案の合意がなされたことを高く評価します。第2条において電気式自己破
壊装置・自己不活性装置を備えたいわゆる「最新型」が禁止対象外となったものの、当初禁止対象外にすることを求めていた「改良型」をも含めた形で、事実上
全面禁止に近い合意がなされたことについて特に高く評価します。今後の対応として、我々は以下のことを求めます。


(a)
 関係国内法の整備、条約の批准、既に保有しているクラスター爆弾の廃棄が速やかになされること。
(b)
 平和国家として、「最新型」の保有をも可能な限り自粛すること。

湿地等に落ちた場合に電気式自己破壊装置・自己不活性装置が設計通りに作用するかについて疑問が残り、作用しない場合は不発弾が自国民に被害をもたらすこととなる。このように考えると、最新型をも含めて保有しないことが望ましい。
(c)
 条約第5条の犠牲者支援の面で、日本がその優れた医療技術を生かし、積極的な貢献を行うこと。
(d)
 条約第21条に基き、非締約国に条約締結を奨励し、またクラスター弾を使用しないよう勧奨すること。


3.   劣化ウラン兵器
2007
年国連総会において、劣化ウラン兵器の問題を国際的軍縮の課題とする決議が採択されたことを歓迎します。
(a)
 劣化ウラン兵器に関する人体・環境への影響の調査研究の実施中において、同兵器の使用を自粛するよう積極的に訴えること。
(b)
 日本がその優れた科学技術を活かし、劣化ウラン兵器に関する人体・環境への影響の調査研究に積極的に貢献すること。


4.   武器貿易条約
武器貿易条約(ATT)案が日本政府等によって提案され、現在国際社会において論議されていることを我々は歓迎します。
小型武器・通常兵器が女性・子供も含めた一般市民を犠牲にしている現状に鑑み、この条約が一刻も早く成立するよう、政府の積極的な働きかけを求めます。

 

以上

 

   世界連邦運動協会会長    植木光教

   世界連邦日本国会委員会会長 森山眞弓